10月に入り、そろそろ年末に向けて「大掃除」「家の片づけ」が気になってくる季節ですね。
でも実際は、忙しさのせいでつい後回しにしてしまいがち…。
そこでおすすめなのが「1日1片づけ(1日1片)」!
毎日たった5~10分、小さな場所を整えるだけで、年末の大掃除や片づけがグッと楽になります。
年末までの約90日で“気づいた時にサッと手放す・整える”を習慣にして、今年こそすっきりした年末を迎えてみませんか?
1日目:理想の暮らしをイメージしよう

「片づけ」というと、1日1個ずつものを捨てていくイメージを持つ方が多いかもしれません。
でも実際は──
- 何を捨てていいのかわからない
- スッキリしたのに、またものが増えてしまう
- 捨てた後で必要になり、後悔してしまう
勢いで何でもかんでも捨てると、どこかでつまずいてしまう原因になります。
まずは「頭の中の整理」から

「どうして片づけたいと思いましたか?」
「片づいたお部屋で何がしたい?」
これは筆者がお客様との片づけ作業で必ず伺う質問です。
けれども、すぐに答えられる方はほとんどいません。
たとえば──
- 家事をさっと終わらせて、のんびりできる時間を確保したい
- 片づけに追われず、心にも時間にもゆとりを持ちたい
- 自分の好きなものだけに囲まれて暮らしたい
- いつでも友だちを招いてワイワイしたい
こうした“片づいたあとの暮らし”がイメージできなければ、終わりなく捨て続けることになります。
ポイポイ捨てるだけの片づけは、ゴールのないマラソンのようなもの。
まずは**ゴール(理想の暮らし)**を決めることが、失敗しない片づけの第一歩です。
ゴールを決めるための10の質問
1.片づいたらどんな暮らしがしたいですか?
2.暮らしの中で大事にしたいことはありますか?
3.暮らしの中で優先したいことはありますか?
4.片づけに使っている時間がなくなったら、代わりに何をしたいですか?
5.理想の暮らしと今の暮らしのギャップは?
6.片づいた家にするためには何をしたらいいと思いますか?
7.ものは多いと感じていますか?
8.誰のどんなものが多いと思いますか?
9.いつまでに片づけを終わらせたいですか?
10.そのためにまずどこから始めますか?

紙などに書き出してみましょう
イメージはより具体的に
「◯◯さんのようなミニマリストになりたい」
「シンプルな暮らしがしたい」
だけではゴールがぼやけがちです。
- 何もないすっからかんな部屋OR程よくインテリア雑貨に囲まれた部屋
- よく使う物は出しっぱなしORしまってスッキリ
一言で“ミニマリスト”といっても、イメージ像は千差万別です。
まずは自分にとって理想の暮らしとは何か、具体的にイメージしてみましょう。
今日はここまで
まずは「理想の暮らし」をイメージするところから始めてみましょう。
ここがしっかり描けると、この先の「何を減らすか・残すか」の判断がぐっとラクになります。
次からは実践です。
いよいよ実際に片づけてみましょう。