私が「丁寧な暮らし」をやめた理由。50代からのラクで心地いい暮らしの作り方

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おだけみよ
整理収納アドバイザー
50代ひとり暮らし
子育て卒業からはじめるシンプルな暮らしの作り方を発信

▷無印良品で6年間店舗スタッフとして勤務
▷スタッフ目線の無印良品活用術
▷賃貸(2DK)で一人暮らし
▷Yahoo!クリエーター
▷michill専属ライター
▷サンキュ!アンバサダー

市販のだしの素やめんつゆには頼らず、すべて手作り。
そんな「丁寧な暮らし」に憧れて、長いあいだ実践してきました。

でも50代になり、子どもも巣立ち、終活まで意識するようになると、暮らしに求めるものが少しずつ変わってきました。
今は「丁寧でなければならない」というこだわりを手放し、もっとラクに心地よく続けられる暮らしにへと変わりました。

この記事では、私が実際にやめてよかった“丁寧な暮らし”と“やめて変化したこと”を紹介します。

もくじ

1.料理はすべて手作りする

「丁寧な暮らし」と聞くと、昆布で出汁をとり、常備菜をいくつも準備して…そんなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
私もその典型で、毎日のごはん作りはとにかく手作り第一でした。

けれども、一人暮らしになってからは状況が変わりました。
食事は“さっと作れること”が何より大事。在宅で仕事をするようになって、家事にも時間をかけすぎたくないと思うようになったんです。

無理をせず便利なものを活用することで、毎日の家事の負担がぐっと軽くなり、暮らし自体もラクで快適になりました。

レトルトや冷凍食品に頼る

以前は「冷凍食品やレトルトは手抜き」というイメージがあり、なるべく避けてきました。
毎日の食事はできるだけ手作りで…と頑張っていましたが、在宅で仕事をするようになってからは、時間の使い方をもっと大切にしたいと思うようになりました。

そこで取り入れたのが、冷凍食品やレトルト食品。
野菜をプラスしたりお皿に盛りつけたりするだけで、立派な一品になります。
買い置きしておけるので「今日は疲れた」というときにも大助かり。

「全部を手作りしないといけない」という思い込みを手放したことで、料理の負担がぐっと軽くなりました。

出汁はパックでとる

かつては昆布やかつお節を使って、丁寧に出汁を取っていました。
香りやうまみは確かに格別ですが、時間も手間もかかります。
昆布を水に浸しておくのを忘れてしまったり、かつお節の後片づけに手間取ったりと、忙しい日常の中では少し負担に感じることもありました。

そこで思い切って取り入れたのが、出汁パック。
お湯に入れて数分煮出すだけで、しっかりとした風味が出てくれるので、料理の味がぐっと安定しました。パックを取り出せば片づけも一瞬で終わり、キッチンも散らかりません。

もちろん「丁寧に出汁を取る」こと自体は素敵ですが、毎日続けるのは大変です。
今は出汁パックに頼ることで、料理や後片づけがラクになりました。


お気に入りの茅乃舎の出汁パック

常備菜をやめてお惣菜を買う

以前は「常備菜を何種類も作っておくこと」が丁寧な暮らしだと思っていました。
けれども実際には、作った常備菜を食べきれずに傷ませてしまったり、同じ味ばかりに飽きてしまったりすることも…。

今は、スーパーやデパ地下のお惣菜を上手に取り入れるようになりました。
食べたい分だけ買えるし、プロが作った味を楽しめるのも魅力。
自分では作らないようなメニューも気軽に楽しめます。

「常備菜を作らなければ」という思い込みを手放したことで、時間と心に余裕ができ、気持ちもラクになりました。

2.「お出かけ着」と「部屋着」を分ける

以前は講師業をしていたので、スーツやジャケットといったフォーマル服が欠かせませんでした。自然と「お出かけ着」と「部屋着」を分けていました。

でも在宅ワークが中心になると、その区別はほとんど必要なくなりました。
フォーマルすぎない、ラフでシンプルな服が今の定番。
暮らしに合った定番が決まると服の数も自然に減り、クローゼットもすっきり。何より「今日は何を着よう?」と迷う時間がなくなって、気持ちまでラクになりました。

衣類はアイロンが不要なものを選ぶ

以前は、講師などもしていたので、シャツやブラウスをきちんとアイロンがけして着ていました。
けれども、洗濯のたびにアイロンをかけるのは時間も手間もかかり、忙しい日には大きな負担。
気づけば、アイロンがけがストレスの種になっていました。

そこで少しずつ「アイロンいらずの服」を選ぶようになりました。
洗濯後に軽くシワを伸ばして干せば、そのまま着られるカットソーやポリエステル素材が今の定番になりました。

見た目のきちんと感は損なわずに、毎日の手間がぐっと減り、気持ちも軽くなりました。

3.ひと手間掛けて家事をする

以前は「せっかくやるなら丁寧に」と思い、掃除も料理も時間をかけて隅々まで手を抜かないようにしていました。
キッチンのシンクは毎晩ピカピカに磨き、洗濯物はきっちりたたみ直し、掃除も細かいところまで徹底。
そんなふうに“完璧にこなすこと”が、自分の役目のように感じていたのです。

でも、子どもが巣立ち、一人暮らしになると、暮らしのスタイルが変わると「誰のために寧にするの?」と疑問が湧いてきました。
今では「ここだけ押さえておけばOK」という“ゆるい基準”になっています。

布巾はやめてウェットシートを使う

以前はお気に入りの布巾を何枚か持ち、洗って天日干しをしていました。
これが意外に手間のかかる作業で…

だけど、どれだけ丁寧に手入れをしても、布巾を洗ったあとの独特の臭いが気になっていました。
一人暮らしになったのを機に、思い切って布巾を使うこと自体をやめました。

今はウエットシートを布巾代わりに使っています。
気になる汚れをさっと拭いたら、そのままゴミ箱へ。
煮洗いも天日干しも不要、手間のかかっていたお手入れがなくなり、家事がかなりラクになりました。

調味料をお揃いの容器に詰めかえて使う

かつては、キッチンをスッキリ見せたい一心で、砂糖や塩、しょうゆ、油などの調味料をおしゃれな容器に詰め替えていました。

でも実際には、詰め替え作業は意外と手間がかかります。
容器を洗って乾かし、補充してラベルを貼り替える——そんな工程を繰り返すうちに、だんだん面倒になっていきました。
しかも詰め替えると、賞味期限がわかりにくくなったり、うっかり使い切ったことに気づかなかったりと、不便さも目立つように。

今は、市販の容器のまま使うスタイルに切り替えました。
詰め替えをやめたことで「調味料が切れてた!」という、うっかりミスもなくなりました。

“見た目の丁寧さ”よりも、“暮らしやすさ”を優先したことで、気持ちもぐっと軽くなりました。

毎日玄関の三和土を水拭きする

以前の私は、三和土を毎朝水拭きしていました。
ピカピカの玄関を見ると気持ちが引き締まり、来客にも自信を持てる気がしたからです。

でも、砂やホコリはすぐに入ってくるもの。
毎日水拭きをしてもキレイは長続きせず、手間ばかりかかっていました。

そこで思い切って「毎日」から「気になったとき」だけに変えてみました。
日常はサッと掃き掃除をする程度にとどめ、水拭きは週末などに限定。

すると驚くほど気持ちがラクになり、暮らしにゆとりが生まれました。
「いつも完璧でなくても大丈夫」と思えるようになり、暮らしを無理なく心地よく保てるようになりました。

「何かを手放す」と、暮らしはラクになる

思えば、「丁寧でなくちゃ」と思っていた頃は、自分で自分を追い込んでいたのかもしれません。
でも今は、便利なものやシンプルな習慣を取り入れることで、暮らしがずっとラクになりました。

“暮らしを軽くするには、何かを手放すこと”。
当たり前だった家事を手放してみると、心も体もラクになりました。

おだけみよ
整理収納アドバイザー
50代ひとり暮らし
子育て卒業からはじめるシンプルな暮らしの作り方を発信

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