片づけを始めようと思っても、「どこから手をつければいいかわからない」と感じることはありませんか。かつて汚部屋住人だった私にとって、キッチンはものが増えやすく、いつも片づかない場所のひとつでした。
片づけを始めて、最初に手をつけたのはキッチンでした。
今振り返ると、キッチンこそ片づけのスタートに向いている場所だったと思っています。理由は、「明らかに不用品」と判断しやすいものが多いから。賞味期限切れの食品、壊れた調理器具、汚れが取れない保存容器——キッチンにはそういった、迷わず手放せるものがたくさんあります。
この記事では、私が実際にキッチンを片づけたときに見直した「捨てリスト」を5つのカテゴリでお伝えします。何から始めていのかわからない時は、リストを見ながらひとつずつ確認してみてください。
1. 期限切れの食品

まず確認したいのが、賞味期限切れの食品です。食品は期限があるため、処分のタイミングを判断しやすく、片づけの最初の一歩に向いています。
冷蔵庫だけでなく、パントリーや棚の奥、防災用の備蓄品まで幅広く確認してみましょう。普段目にしない場所ほど、気づかないうちに期限が切れているものが潜んでいます。
缶詰・レトルト・乾物
「もったいない」と思いながら、結局食べないままになりやすい食品の代表格です。特に缶詰や乾物は賞味期限が長いぶん、いつ買ったかを忘れがちで、気づいたときには期限切れということも。冷蔵庫の奥やドアポケットも見落としやすい場所なので、この機会にしっかり確認しておきましょう。
使いかけで固まったもの
はちみつやみそ、粉もの(小麦粉・片栗粉)などは、いつ開封したかわからなくなりやすいものです。ダマになったり湿気っていたりするものは、風味も落ちていることが多く、使い続けるのはおすすめできません。思い切って処分し、新しいものを使い切ることを意識する方が、結果的に食材を無駄にしにくくなります。
防災食
長期保存できる防災食も、普段使わないぶん見落としがちです。年に一度は見直して、期限が近いものは日常的に食べて消費し、新しいものと入れ替えておきましょう。「備えながら食べる」ローリングストックの習慣をつくると、期限切れを防ぎながら備蓄を続けられます。
2. 壊れた調理器具や欠けた食器

新しいものを買っても、「捨てるのが面倒」「まだ使えそう」で古いものをそのまま残していることはありませんか。壊れたものや傷んだものが残っていると、収納スペースを圧迫するだけでなく、毎日の使い勝手も悪くなります。
欠けた食器・ヒビの入ったグラス
少し欠けている程度だと「まだ使える」と残してしまいがちです。でも実際には出番が減っていることが多く、棚の奥に眠ったまま収納を埋め続けているケースがほとんどです。欠けた食器はケガの原因にもなりやすいため、早めに手放すことをおすすめします。
使いにくくなったキッチングッズ
取っ手がぐらつく鍋、先が傷んだヘラ、切れ味が落ちたキッチンばさみ——多少使えるからとそのままにしていると、家事の効率が下がり、毎日のストレスになることがあります。使うたびに「使いにくい」と感じるものは、思い切って手放し、本当に使いやすいものだけを手元に残しましょう。
3. 汚れが取れないもの

壊れてはいなくても、清潔さを保ちにくくなったら見直しのサインです。毎日食事をつくるキッチンだからこそ、衛生面が気になるものは早めに入れ替えたいところです。
古いスポンジ・ふきん
長く使いすぎたスポンジやふきんは、雑菌が繁殖しやすくなります。「汚れが落ちない」「においが気になる」といったサインが出てきたら、交換の目安です。スポンジは1か月を目安に交換すると、衛生的に使い続けられます。
色が付着した保存容器
カレーやトマトソースの色が取れない保存容器は、使うたびに気分が下がりやすいものです。においが移っていたり、表面に細かい傷が入っていたりするものは、雑菌が残りやすくなります。「きれいに洗えない」と感じたものは、買い替えを検討してみましょう。ガラス製の保存容器に替えると、色移り・においうつりを防ぎやすくなります。
4. 「とりあえず保管」しているもの

「いつか使うかも」と引き出しや棚にしまい込んだものが、意外とキッチンのスペースを占領していることがあります。使う予定がはっきりしないものは、一度取り出して見直してみましょう。
ノベルティやおまけの食器
「タダでもらったから」と置いてあるだけの食器はありませんか。サイズやデザインが今の暮らしに合っていなければ、出番がないまま収納を埋め続けます。もらったものだからと残しておく必要はありません。使っていないものは手放して、本当に使う食器だけを残す方が、毎日のキッチンが使いやすくなります。
空き瓶・空き容器
再利用しようと思って取っておいても、使う予定がなければスペースを取るだけになりがちです。「何個まで持つか」を決めて、それ以上は持たないようにするとすっきりします。私はジャム瓶を3つまでと決めてから、引き出しの中がずいぶん整いました。
5. 増えすぎたストック類

ストックはあると安心ですが、適量を超えると管理が大変になります。「備えのつもり」でためすぎていないか、一度見直してみましょう。
レジ袋・輪ゴム・割り箸
気づけば引き出しがいっぱいになりやすいものたちです。レジ袋は有料化で自然と減りましたが、それでもたまりやすいもの。輪ゴムは時間がたつと劣化して切れやすくなるため、ためすぎはかえって使えなくなります。「引き出しひとつ分だけ持つ」など量の上限を決めると管理しやすくなります。
粗品でもらったスポンジや洗剤
「毎日使うものだから」と受け取っても、使い切れないほど増えてしまうことがあります。ストックの量を決めて、入りきらない分は増やさない意識を持つと管理しやすくなります。収納スペースに入る量がそのまま「適正量」の目安になります。
キッチンの片づけは「小さく始める」のがコツ
キッチンを一気に片づけようとすると、途中で疲れて挫折しやすくなります。最初は「冷蔵庫のドアポケットだけ」「引き出しひとつだけ」という小さな範囲から始めるのがおすすめです。
小さな成功体験が積み重なると、片づけへの抵抗感が少しずつ薄れていきます。私も汚部屋時代は「全部やらなきゃ」と思うあまり、何も手をつけられない時期がありました。「今日は引き出しひとつだけ」と決めてからは、少しずつ動けるようになりました。
キッチンは毎日使う場所だからこそ、少し整うだけで毎日の家事がラクになります。まずは捨てリストのひとつ目、「期限切れの食品チェック」から始めてみてください。
まとめ:キッチンの捨てリスト5つ
- 期限切れの食品(冷蔵庫・パントリー・防災食)
- 壊れた調理器具・欠けた食器
- 汚れが取れないスポンジ・ふきん・保存容器
- 「とりあえず保管」のノベルティ食器・空き容器
- 増えすぎたレジ袋・輪ゴム・ストック類
どこから始めようか迷ったら、まずはキッチンから。判断しやすいものから少しずつ見直していくことで、キッチンは使いやすく整い、毎日の家事もぐっとラクになります。
