・何を捨てていいのかわからない
・一度はスッキリしたのに、また元に戻ってしまう
・手放した後に「やっぱり必要だった」と後悔してしまう
いざ片づけてみると、こんなお悩みが出てくることがあります。
そこでこの連載では、夏までの90日間、毎日少しずつ無理なく進めながら、暮らしを整えていきます。
1日5〜10分、小さな一歩を積み重ねることで、片づけをラクに進められます。
11週目は、後回しにしがちな場所を片づけてみましょう。
最終週。これまで整えてきた暮らしを振り返ろう

【1日1片】も、いよいよ最終週に入りました。
ここまで毎日、家の中の小さな場所や持ち物に目を向けてきました。
大きな片づけではなくても、ひとつ手放したり、ひとつ整えたりするだけで、暮らしは少しずつ変わっていきます。
最終週は、新しい場所にどんどん手をつけるというよりも、これまで整えてきた場所を振り返る時間にしてみましょう。
85日目 思い出グッズの見直しをしよう

写真、手紙、子どもの作品、旅先で買った小物、昔のノートや記念品。
思い出グッズは、日用品のように毎日使うものではありませんが、気づかないうちに少しずつ増えていきます。
「大切なものだから」「いつか見返すかもしれないから」と残しているうちに、箱いっぱいになっていることもあるのではないでしょうか。
思い出のものは、無理に手放す必要はありません。
けれど、すべてを残そうとすると、本当に大切な思い出まで埋もれてしまうことがあります。
今日は、思い出グッズを見直してみましょう。
1. まずは一か所に集める
思い出グッズは、家のあちこちに分散していることが多いものです。
引き出しの奥、押し入れの箱、クローゼットの上段、書類ケースの中など、まずは思い出に関するものを一か所に集めてみましょう。
全部を一気に見直すのが大変な場合は、「今日は写真だけ」「今日は手紙だけ」というように、種類をしぼっても構いません。
大切なのは、今どれくらい持っているのかを知ることです。
2. 残す基準を決める
思い出グッズを見直すときは、先に残す基準を決めておくと迷いにくくなります。
たとえば、次のようなものは残す候補になります。
・見返すと前向きな気持ちになるもの
・今の自分にとって大切だと思えるもの
・家族や自分の節目が分かるもの
・今後も大切に保管したいと思えるもの
反対に、見返しても気持ちが重くなるものや、何の思い出か分からないものは、無理に残さなくてもよいかもしれません。
思い出は、ものそのものではなく、自分の中に残っている記憶でもあります。
ものを手放したからといって、その時間まで消えてしまうわけではありません。
迷うものは写真に残す方法もある
どうしても手放しにくいものは、写真に撮って残す方法もあります。
子どもの作品、大きな記念品、旅先のパンフレット、イベントのチケットなどは、現物をすべて残すとかさばりやすいものです。
写真に残しておけば、場所を取らずに思い出を振り返ることができます。
スマートフォンの中に「思い出グッズ」というアルバムを作っておくのもおすすめです。
ただし、何でも写真に撮るとデータも増えてしまいます。
「これは見返したい」と思えるものだけにしぼると、あとから探しやすくなります。
3. 保管する量を決める
思い出グッズは、収納場所を決めておくことも大切です。
たとえば、思い出ボックスをひとつ用意し、「この箱に入る分だけ」と決めておく。
写真はアルバム1冊分、手紙はファイル1冊分など、あらかじめ上限を決めておくと増えすぎを防げます。
収納の量に合わせて思い出を減らすのではなく、今の暮らしの中で大切にできる量を選ぶ感覚です。
たくさん残していても、奥にしまい込んで見返さないままでは、少しもったいないかもしれません。
大切に扱える量に整えることで、思い出との距離も心地よくなります。
まとめ
残したいものか。
写真に撮れば十分なものか。
今の自分にはもう必要ないものか。
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
思い出の整理は、心の整理でもあります。
無理に捨てるのではなく、「今の自分にとって大切か」を確認する時間にしてみてください。
思い出を見直すことは、過去を粗末にすることではありません。
これからの暮らしに、本当に残したいものを選び直すことです。