・何を捨てていいのかわからない
・一度はスッキリしたのに、また元に戻ってしまう
・手放した後に「やっぱり必要だった」と後悔してしまう
いざ片づけてみると、こんなお悩みが出てくることがあります。
そこでこの連載では、夏までの90日間、毎日少しずつ無理なく進めながら、暮らしを整えていきます。
1日5〜10分、小さな一歩を積み重ねることで、片づけをラクに進められます。
11週目は、後回しにしがちな場所を片づけてみましょう。
最終週。これまで整えてきた暮らしを振り返ろう

【1日1片】も、いよいよ最終週に入りました。
ここまで毎日、家の中の小さな場所や持ち物に目を向けてきました。
大きな片づけではなくても、ひとつ手放したり、ひとつ整えたりするだけで、暮らしは少しずつ変わっていきます。
最終週は、新しい場所にどんどん手をつけるというよりも、これまで整えてきた場所を振り返る時間にしてみましょう。
88日目 エンディングノートを用意しよう

年齢を重ねるにつれて、物の片づけだけでなく「情報の片づけ」も大切になってきます。
エンディングノートと聞くと、少し重たい印象を持つ方もいるかもしれません。けれど、実際は人生の終わりだけを考えるものではなく、自分の情報や希望を整理しておくためのノートです。
いざという時、家族や身近な人が困らないようにするだけでなく、これからの暮らしを見つめ直すきっかけにもなります。
今日の1日1片では、エンディングノートを完成させる必要はありません。まずは準備するところから、少しずつ始めてみましょう。
1. まずはノートを1冊用意する
エンディングノートは、市販の専用ノートを使ってもいいですし、家にある普通のノートを使ってもかまいません。
最初からきれいに書こうとすると、手が止まってしまいやすいものです。大切なのは、完璧に仕上げることではなく、「今わかることから書き始める」こと。
まずは、エンディングノートとして使うノートを1冊決めるだけでも十分です。
手元にノートがない場合は、スマートフォンやパソコンのメモに書き出すところから始めてもよいでしょう。自分が続けやすい方法を選ぶことが、長く見直していくためのポイントです。
2.自分の基本情報を書き出す
次に、すぐに書ける基本情報から始めてみましょう。
たとえば、名前、生年月日、住所、緊急連絡先、かかりつけの病院、服用している薬、保険の情報などです。
これらは本人にとっては当たり前の情報でも、家族や身近な人には分かりにくいことがあります。いざという時に必要な情報がまとまっているだけで、周囲の負担を減らすことにつながります。
一度にすべて書こうとしなくても大丈夫です。
今日は緊急連絡先だけ。
次は病院の情報だけ。
その次は保険の情報だけ。
このように、1項目ずつ進めると無理なく続けられます。
3. 暮らしの情報と希望を少しずつ整理する
基本情報を書いたら、次は暮らしに関わる情報を整理していきます。
銀行口座、保険、年金、公共料金、スマートフォン、パソコン、サブスク契約など、今の暮らしには目に見えない契約やデジタル情報がたくさんあります。
まずは細かい内容まで書き込まなくても、「どんな契約があるか」「どこを確認すればよいか」を一覧にするだけでも十分です。
さらに余裕があれば、自分の希望も少しずつ書いてみましょう。
介護が必要になった時に望むこと、医療について考えていること、葬儀やお墓に関する希望、大切な人に伝えておきたいことなど、今の気持ちを言葉にしておきます。
もちろん、気持ちは変わってもかまいません。エンディングノートは、一度書いたら終わりではなく、暮らしの変化に合わせて見直していくものです。
まとめ
エンディングノートを準備することは、不安を増やすためではありません。
自分の情報を整理し、これからの暮らしを安心して過ごすための片づけです。
物の片づけは、今の暮らしをラクにしてくれます。
情報の片づけは、これからの自分と家族を助けてくれます。
