「今日こそ片づけよう」と意気込んでも、部屋を見回すと「何から始めればいいんだろう……」と手が止まってしまうことはありませんか。汚部屋だった私も以前は、そんな日を何度も繰り返していました。
片づけを進められるようになったきっかけは、判断しやすいものから取り組んだこと。
今回は、かつて汚部屋で暮らしていた整理収納アドバイザーが、片づかない部屋で最初に見直したいものを1紹介します。「うちにもある」と思ったものから、始めてみましょう。
「もう使わない」と判断できるものから

ものを手に取るたびに「まだ使える」「いつか必要になるかも」と考えていると、片づけがなかなか進まないことがあります。
そんなときは、期限が切れたクーポンや、中身を使い切った容器など、役目を終えたものから探してみましょう。
最初は、テーブルの端や財布の中など、狭い範囲で十分です。迷うものはいったん置いて、「これはもう使わない」と思えるものをひとつ取り除くことから始めてみてください。
1.用のないチラシや、終わった催しの案内
ポストから取り出した郵便物を、そのままテーブルに置いていませんか。
頼む予定のない宅配メニューや、すでに終わった催しの案内は、見直しやすいもののひとつです。
郵便物を手に取ったら、テーブルに置く前に不要なチラシを一枚抜いてみましょう。地域の分別ルールに合わせて古紙用の袋などに分けておけば、必要な封書に紛れることも防げます。
郵便物をすべて整理する時間がない日でも、一枚だけなら取りかかりやすくなります。
2.期限が切れたクーポンや割引券
財布や引き出しに、使うつもりだったクーポンが残っていないでしょうか。
「次に行ったときに」と取っておいても、気づけば利用期限が過ぎていることがあります。まずは日付を確認し、使えなくなったものを取り除きましょう。
財布の中なら、見る範囲も限られています。今日は期限切れの券だけ、と決めれば、短い時間でも取り組めます。
3.書けなくなったボールペン
使おうとしたらインクが出ず、別のペンを探す。書けなかったペンは、なんとなくペン立てに戻してしまう。そんなことはありませんか。
紙を一枚用意して、気になるペンを試し書きしてみましょう。
替え芯を入れて使う予定があるものは残し、その予定がなく、もう使わないものを手放します。次にペンを取ったとき、一度で書けるだけでも小さな手間が減ります。
4.中身を使い切った日用品の容器
浴室や洗面所に、中身が空になったボトルやチューブが置いたままになっていませんか。
シャンプーのボトルやハンドクリームのチューブなどは、使い終わっても、その場に残ってしまうことがあります。
詰め替えや再利用の予定があるかを確認し、役目を終えたものは地域のルールに沿って処分しましょう。容器がひとつ減ると、棚を拭くときに持ち上げるものも減らせます。
5.処分した家電の空き箱や説明書
家電を買い替えたあと、本体は手放したのに、空き箱や説明書だけが残っていることがあります。
棚や引き出しで見つけたら、今も使っている家電のものかを確認してみてください。すでに処分した家電のもので、今後使う用事もなければ、手放す候補になります。
似た機種の説明書もあるので、表紙の製品名や型番を見て判断しましょう。
「いつか使うかも」で残しているものはどうする?

ここからは、空き容器や紙袋など、まだ使えるものを見ていきましょう。「いつか使うかも」と思うと、手放すか迷いますよね。
そんなときは、「次は何に使う?」「一度にいくつ必要?」と、具体的に考えてみてください。使う予定が決まっているものや、備えとして必要なものを確認すると、残しておきたい量も見えてきます。
まずは、同じものがいくつもあり、「これならひとつ減っても困らない」と思えるものから。判断に迷ったらいったん置いて、手放せるものを探してみましょう。
6.使い道が決まっていない空き容器
ジャムの空き瓶や、ふた付きのお総菜容器。「洗えばまた使える」と残しているうちに、よく使う保存容器が取り出しにくくなっていませんか。
そんなときは、空き容器をひとつ手に取り、「次は何を入れる?」と考えてみます。
「開封したごまを入れる」など、使い道が決まっているものは活用できます。同じ大きさのものがいくつもあり、ひとつ減っても困らないと思えたら、その一本から見直してみましょう。
7.使う予定のない段ボール
宅配便の段ボールを「何か送るときに使えそう」と、玄関の隅に置いたままにしていませんか。
私は、届いた品物を確認し、返品に段ボールが必要な間は取っておきます。返品の必要がなく、近いうちに荷物を送る予定もなければ、たたんで地域のルールに沿って回収に出しています。
いくつもたまっているなら、まずは使う予定のないものをひと箱だけ。靴を履くたびに段ボールをよけていた場所が空くと、玄関の出入りもラクになります。
8.増えすぎた割り箸やプラスチックスプーン
お弁当などについてきた割り箸やスプーンを、とりあえず引き出しに入れている方もいるのではないでしょうか。
一度、どれくらいあるかを確認してみましょう。普段使う分や備えとして必要な分を考えると、残しておきたい量も見えてきます。
使う機会が少ないのに増え続けているなら、余分なものを見直すタイミングです。これからは購入時に必要な分だけ受け取るようにすると、引き出しの中でも増えにくくなります。
9.必要以上にたまった紙袋
きれいな紙袋や丈夫な紙袋は、つい残したくなるものです。気づくと、紙袋の中にさらに紙袋を詰め込んでいることもあります。
まずは、破れていたり、持ち手が外れていたりして、使えないものから見直しましょう。
状態のよいものは、人にものを渡すときなど、実際に使う場面を思い浮かべてみます。よく使う大きさを中心に、しまう場所に無理なく収まる量を残すと、必要なときに選びやすくなります。
10.冷凍庫にたまった保冷剤
ケーキや冷蔵品を買ったときについてきた保冷剤。「また使えそう」と冷凍庫に入れるうちに、食品を入れる場所を圧迫していませんか。
お弁当や買い物など、普段どんな場面で使っているかを思い浮かべてみましょう。一度に使う数や、保冷バッグに入れやすい大きさを考えると、残しておきたいものを選びやすくなります。
同じ大きさのものがいくつもあるなら、必要な数を残して、余分なものから見直してみてください。処分するときは、製品の表示や自治体の分別ルールを確認しましょう。
まずはすぐ判断できるものから
片づかない人は、服や思い出の品など、判断しにくいものから始めようとして、進まないことが多いです。
今回紹介したものを、一気にすべて片づける必要はありません。
チラシを一枚取り除けば、お茶わんを置く前に紙をよける手間が減ります。
玄関の段ボールを片づければ、その場所で靴をそろえやすくなります。
「これはもう使わない」と、サッと判断できるものから始めてみましょう。
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