この記事を書いた人:おだけみよ|整理収納アドバイザー・WEBライター
カーテンやラグなど、普段の洗濯では後回しにしがちな大物。「年末の大掃除でまとめて洗おう」と思っていませんか。けれども、年末はキッチンや窓の掃除など、やることが重なります。大物の洗濯まで詰め込むと、せっかくの休日が家事だけで終わってしまうこともあるでしょう。
そこで、私は寒くなる前の秋のうちに、少しずつ済ませています。
今回は、秋に洗っておきたいものを、カバー類も含めて5つ紹介します。全部を一度に終わらせようとせず、取りかかりやすいものから始めてみてくださいね。
洗濯を始める前に確認したいこと
大物の洗濯は、洗い始める前の準備が大切です。家庭で洗えるかどうかに加えて、干す場所や乾かす時間まで確認しておくと、作業をスムーズに進められます。まずは、取りかかる前に押さえておきたいポイントを見ていきましょう。
洗濯表示と洗濯機の取扱説明書を確認する
同じカーテンやラグでも、素材や加工によってお手入れ方法は異なります。まずは洗濯表示を見て、家庭で洗えるかを確認しましょう。洗い方だけでなく、乾燥機の使用可否や干し方まで確かめておくと安心です。
あわせて、洗濯機の取扱説明書で、洗えるものの種類や容量、指定のコースを確認します。「洗濯槽に入るから大丈夫」と判断せず、製品と洗濯機の両方の条件に合う方法を選びましょう。
洗う日より先に「乾かす場所」を決める
大物洗いは、洗うところだけでなく、乾かすところまで考えて予定を立てることが大切です。普段の衣類と一緒に干せるか、広げられる場所があるかを確認しておきましょう。
秋でも雨が続く日や湿度の高い日はあります。外干しをするなら天気予報を確認し、表示に合った干し方ができる日を選びます。無理に予定どおり進めず、延期できる余裕も持たせておきたいですね。
1.カーテン|窓掃除とセットで少しずつ

毎日目にしているカーテンは、掛かっていることが当たり前になり、洗うタイミングを逃しやすいものです。年末まで待たず、まずは1部屋分のお手入れを予定に入れてみましょう。
家庭で洗えることを確認したら、フックなどの付属品を製品の案内に従って外します。洗濯ネットや洗剤、コースも、表示と取扱説明書に合ったものを使ってください。
リビング、寝室と家中のカーテンを一気に外す必要はありません。1部屋ごとなら、取り外しから取り付けまでの負担を分けられます。
外したついでに窓まわりも整える
カーテンを外している間は、レールや窓枠のほこりを取り除くチャンスです。普段は布に隠れている部分も見渡せるため、手の届く範囲だけでも掃除しておきましょう。
窓ガラスまで全部磨こうとすると大仕事になります。「今回はレールと窓枠だけ」でも十分。洗濯に小さな掃除を組み合わせることで、年末に残る作業を少しずつ減らせます。
▼家庭で洗えるカーテンのお手入れには、素材や洗濯表示に合った洗剤を。
おしゃれ着用洗剤を選ぶときは、対応する素材や洗濯コースも確認してみてください。
2.ラグ|洗う前に干す場所まで確保する

ラグは、食べこぼしや髪の毛などが気になっていても、持ち上げる手間を考えて後回しにしがちです。秋冬用に敷き替える予定があるなら、外したラグのお手入れも一緒に考えましょう。
洗濯表示や洗濯機の条件を確認したうえで、洗う前に掃除機などで表面のごみを取り除きます。水を含むと重くなるため、洗ったあとにひとりで運べるか、無理なく干せるかも大切な判断材料です。
大きなラグを抱えて移動するのが負担なら、自分で洗うことにこだわらず、クリーニング店に相談する方法もあります。
ラグの下の床も掃除しておく
ラグを外したら、そのまま新しいものを敷く前に床を掃除しましょう。日頃動かさない部分だからこそ、敷き替えとセットにすると取りかかりやすくなります。
水拭きをした場合は、床が乾いてから敷き直します。しまうラグも十分に乾かし、傷みや裏面の状態を確認してから収納しましょう。来年も使いたいかを考える機会にもなります。
3.ソファカバー|外したついでにすき間も掃除

毎日座ったり横になったりするソファ。カバーを取り外せるタイプなら、秋のお手入れリストに加えてみましょう。ただし、取り外せることと家庭で洗えることは別なので、必ず表示やメーカーの案内を確認します。
座面や背もたれなど、パーツが多い場合は、外す前に写真を撮っておくと便利です。向きや取り付け方を残しておけば、洗濯後に戻すときに迷いにくくなります。
本体のすき間のごみも取り除く
カバーを外している間に、座面のすき間や背もたれの周辺を掃除しましょう。取り外せるクッションの下など、普段見えない場所も確認できます。
洗濯と掃除を別々の日に予定するよりも、カバーを外した機会にまとめると、作業のきっかけをつくれます。大きなソファを無理に動かさず、手の届くところから整えてみてください。
4.夏用寝具|使い終えたものからしまい洗い

タオルケットや夏用の敷きパッドなど、「また暑くなるかもしれない」と出したままの寝具はありませんか。使わなくなったものから洗って、秋冬の寝具へ入れ替えていきましょう。
まだ使っているものまで、一度に片づけなくても大丈夫です。カレンダーだけで判断せず、気温や自分の寝心地に合わせて進めると無理がありません。
家族分がある場合も、1日で全部洗おうとせず、干す場所に合わせて枚数を分けましょう。
収納前に「来年も使うか」を見直す
洗った寝具は、十分に乾かしてから収納します。その際に、破れや傷みがないか、来年も気持ちよく使えそうかを確認してみてください。
家族構成が変わると、必要な寝具の枚数も変わることがあります。来客用も含めて使う場面を考え、今の暮らしに合う量を残しましょう。
収納に余裕が生まれると、季節の入れ替えも進めやすくなります。しまい洗いを、持ち物の量を整える機会にしてみるのもよいですね。
▼寝具のお手入れで大きめのネットが必要なら、大物用の洗濯ネットも選択肢に。
5.クッションカバー|秋の模様替えをきっかけに

カーテンやラグに比べて取りかかりやすいのが、クッションカバーです。
秋冬らしい色や素材に替えるなら、外したカバーを洗ってから保管しましょう。季節で替えない場合は、ソファカバーのお手入れと同じ日に予定してもよいでしょう。
中材とカバーのお手入れは分けて考える
カバーが洗えても、中のクッションまで同じ方法で洗えるとは限りません。それぞれの表示を確認し、素材に合う手入れをしてください。
替えのカバーを取り出すついでに、使っていないものも見直しましょう。「模様替え用に」と増やしてきたものの中に、出番がなくなったものがあるかもしれません。買い足す前に手持ちを確認すると、余分な買い物も防ぎやすくなります。
秋のうちに少しずつ洗って、年末にゆとりを
大物洗いは「1日1種類」を目安に、予定を分けてみましょう。「次の晴れ予報の日はカーテン」「寝具を替える日は敷きパッド」というように、暮らしの予定と結びつけると取りかかりやすくなります。
時間に少しゆとりができても、そのすべてを家事に使う必要はありません。読書や外出など、自分が楽しみにしている予定も大切にしたいものです。
秋のうちにひとつずつ済ませておけば、年末の自分に小さな余裕を残せます。まずは、洗いたいものをひとつ選ぶところから始めてみませんか。
参考情報
花王「衣料品の取扱い表示とは?」
花王「カーテン・レースカーテン」
花王「カーペットやラグのシミや汚れが気になるのですが、お手入れ方法は?」
